✅酸っぱいブドウの話
ある日、お腹をすかせたキツネが、高い木の枝にたくさんのおいしそうなブドウがなっているのを見つけました。
キツネは何度もジャンプしてブドウを取ろうとしますが、どうしても届きません。
どうしても届かない事実が出てくると
「そのブドウを食べたい理想」と「そのブドウには届かない現実」
に”ギャップ”が生まれます。
結局キツネはどうせあのブドウは「酸っぱくて不味いんだ」と自分を騙しって立ち去ってしまいました。
「酸っぱいブドウの話」をトレードに置き換えると
トレーダーが自分の思い描いた「利益方向のシナリオ」に執着してしまう心理のことになります。
たとえば、
あなたが「ここは意識される水平線だから」と思って買いのポジションを持ったとします。でも実際のチャートは下がっていく……。
このとき、本来なら「自分の分析が間違っていた」と認めて損切りすべきところを、
多くのトレーダーはこう考え始めます。
- 「一時的な押し目かもしれない」
- 「まだトレンドは終わっていないはず」
- 「いつか利益方向に戻ってくるはず」
こうして現実をねじ曲げて、自分のポジションを正当化しようとしてしまいます。
これが「認知的不協和」酸っぱいブドウの心理です。
✅プロスペクト理論の罠
人間は「得をしたい気持ち」よりも「損をしたくない気持ち」の方が強い、という心理のことです。
これ、めちゃくちゃ厄介です!!
たとえば、
あなたが「+1万円の含み益」が出たときは、・「今のうちに利確しておこう!」
とすぐに利益を確定したくなります。
でも、逆に「−1万円の含み損」になると、
・「もう少し待てば戻るかも」
・「ここで切ったらもったいない」と損を確定するのを避けようとするんです。
これがトレーダーが損切り出来ない理由です。
🧠 なぜこれが“罠”なのか?
- 利益はすぐに確定して「小さい利益」で終わりやすい。
- 損失は我慢して「大きな損」に膨らみやすい。
このように、人間の本能のまま行動すると、勝ちが小さくて負けが大きいトレードになってしまうんです。
「プロスペクト理論の罠」から抜け出すために
「IFO注文」は利益確定・損切りが決まっているので、自動トレードにより感情のブレが少なくなります。
”損小利大”を徹底して「ルール通り」を心掛けましょう!!